SLA倉庫を北米東西両岸で使用するメリットについて

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新倉庫が営業を開始しました

2025年8月に待望のサバンナ新倉庫が営業を開始し、Sanritsu Logistics America Inc.(SLA)は、北米の東西主要港(LOS ANGELES/LONG BEACH港, SAVANNAH港)近郊に、工作機械などの重量物用天井クレーンを完備する自社倉庫を有することとなりました。

今回は、北米の東西で、当社の重量物の荷扱に特化した倉庫を使用するメリットをご説明いたします。
「日本からアメリカに重量物を輸出したい」とお考えの方は、ぜひこの機会にご覧ください。

倉庫のメリットについて

SLAの東西両岸の倉庫を使用することで、下記のメリットがあります。

東アジアから北米への物流BCP対策に

地政学リスクが高まっているなか、北米へのゲートウェイに東西両岸のSLA倉庫を起用いただくことで、お客様の重量物物流BCP対策へ貢献します。

北米の荷扱・製品在庫の一元管理が可能なこと

北米の東西両岸にある重量物取扱倉庫でサービス基準が同じ協力会社を選定することは困難です。理由は様々ですが、東海岸と西海岸では、物流の需要構造や主要産業が異なるため倉庫の運営方針や設備仕様に差が出やすいことや、インフラ・コストの構造に差があることなどです。
SLA倉庫を起用いただくことで、北米東西両岸でお客様の物流品質を一本窓口で一元管理することが可能となります。

BCP対策

近年の東アジアから北米への潜在的物流リスクは、下記が代表例としてあげられます。

①パナマ運河での渇水による通行船舶数制限(2023年)
➁米国港湾におけるストライキ(2014-15年、2024年)
➂世界情勢に影響されるコンテナ貨物の集中(2025年トランプ関税前の駆け込み需要)

しかし、東西両岸の自社倉庫を使用することにより、不確定要素が高まる時代により安定したSCMを提供します。

物流品質の東西一元管理

SLA倉庫を起用することにより、物流品質を東西両岸にて標準化することが出来ます。

①連絡窓口の一本化
②ジャパニーズ・クオリティでの荷扱(製品荷扱い上の注意点の共有)
③東西両岸で輸送改善の均一化
④同じ在庫システムを使用した在庫管理

同じアメリカ国内でも時差や文化的な差異がある中で、物流作業の標準化、統一した改善活動の推進に取り組んでいます。

今後について

今後も、東アジアから北米への顕在化してきた物流リスクの報告と当社が提供できるSCM安定化の手段をお伝えします。さらに今後の物流品質の東西一元管理を実例でお伝えしますのでお楽しみにしていてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。

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