組立製造ラインでの部品管理における改善とは?

カテゴリ
事例紹介 
タグ

株式会社サンリツ

B!
目次

たくさんの部品、管理に困っていませんか?

あなたの現場で、部品をこんな風に入れていませんか?ひと目で数や種類を把握できず、管理が大変ではないですか?



製造現場では、製品完成までに複数の工程を経るため、各工程で使用する部品が多岐にわたります。

今回は、現場の組立製造ラインから寄せられた複数の課題がきっかけとなって始まった改善です。

お客様の抱えていた課題



※画像はイメージです

・複数の部品が混在し、取り間違いや数量ミスが発生
・部品の視認性が悪く、数量確認や取り出し作業に時間がかかる
・保管中・作業中の部品接触による微細な傷の発生リスクが高まる
・何種類もある部品をそれぞれ入れるのに、バラバラな箱を用意していた

このような背景から、作業性と品質を両立させる保管・梱包方法の見直しが求められていました。

課題の整理

課題を解決するために、現場担当者との打ち合わせを繰り返し行い、お客様の要望や改善に必要な条件を明確化しました。

お客様のお悩み・要望

・取り出しやすさを確保したい
・見ただけで部品の位置がわかるようにしたい
・数量確認の工程を簡素化したい
・部品の損傷を防ぎたい

特に当社が重要視した点

・作業で使用する部品を、工程順に並べるように配置させること
・部品の取り出しやすさ
・部品の固定とバランスを取るために、部品ごとに緩衝材との隙間を綿密に調整すること

お客様のニーズに即した解決策のご提案

これらを踏まえて、現場の実運用に適した部品のレイアウトを設計し、お客様のニーズに即した解決策を実現しました。



☆部品形状に合わせてくり抜かれた固定用緩衝材に作業工程順に部品を配置することで、視認性・作業性が向上
☆緩衝材には、各部品に対し適切なクリアランス(隙間)を設定し、保護性能と取り出しやすさを実現
☆これまで様々な種類の箱を使用していたが、箱のサイズを統一し、1種類の箱をそのまま流用することで、コスト削減と保管スペースの効率化に寄与

詳しく知りたい方はこちらから資料ダウンロードができます♪


精密な改善が現場の安心と成果に

今回の箱の統一と固定用緩衝材の活用は、製造ラインだけでなく、前工程の作業にも影響を与えました。

前工程にはどんな影響を与えたでしょうか?気になる方はこちらから


品質に妥協しない製造現場に最適な仕組みを

今回の緩衝材のご提案は、梱包資材の改善にとどまらず、「作業者の負担軽減」「ミスの削減」「品質の安定」など、現場全体に好影響をもたらしました。精密機器のような高付加価値製品こそ、部品供給の精度と効率が求められます。

当社はサンプルカッターを保有しているため、小ロット対応が可能です。複雑な形の部品や、ミリ単位の細さの部品も対応でき、緩衝材はお客様の既存の箱に合わせて設計できます。お客様の声をもとに最適な解決策を提案する当社のソリューションで、次の改善につなげてみませんか?現場の細かな課題も、ぜひお気軽にご相談ください。

関連記事

保管にもう困らない―課題を解決した「ハイブリッド保管箱」とは

目次 2m以上の製品の保管場所に困っていませんか? 背景と問題点 開発の工夫 設計条件 材質の選定 ...

包装設計サービスは、小ロットで対応できます

目次 こんなお悩みありませんか? 必要な分だけ、必要な形で 事例紹介【通信機器メーカー様向け梱包材の...