当社がこれまでに提案した梱包改善の事例をご紹介します。
製品の輸出時に係る物流コストを削減したいという要望があり、試行錯誤を繰り返しながら課題解決に向けた梱包改善を提案しました。
廃棄物の最終処理分量を削減するために、環境負荷が少ないリサイクル率の高い梱包を求められおり、各工程における工数やコストを削減したいとのことでした。
木箱並みの強度がある強化段ボールへの変更
お客様は製品開発時、安心・安全に輸送できる梱包材を探していました。お打ち合わせを重ね、以下の項目を満たした梱包設計を行いました。
・高い防振性
・軽量化した包装
・特殊機材なしでの搬出入
輸送時の振動により製品が破損しないよう、スキッドに低反発クッションを採用、外装箱の内側にクッション材で固定し、防震性能を高めました。
耐久性が高い強化段ボールを使用しました。木箱と比較して100kg以上の軽量化が実現します。強化段ボールは繰り返し使用できるので、環境負荷の低減に寄与します。
搬出入の作業の安全性を向上させるために、スチールで専用スロープを設計しました。衝撃を与えにくくなるほか、現地での搬出入も容易になります。