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梱包材の見直しで、作業工数70%削減・環境負荷低減に貢献

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梱包材の見直しで、作業工数70%削減・環境負荷低減に貢献

梱包材を見直しませんか?

現代社会において、梱包材は重要な役割を果たしています。製品は梱包が施され、エンドユーザーまで届けられます。届ける過程で大事な製品が壊れてしまわないよう、適切な梱包が大切ですが、梱包材の消費と廃棄が環境に与える影響は社会で問題視されています。

製品を梱包する際に、「梱包に時間がかかる」「梱包ゴミを減らしたい」といった課題を抱えていませんか?当社の包装設計サービスにおいて、実際にお客様の梱包改善を行い、課題解決に導いた事例をご紹介します。今回は、梱包仕様を変更したことで、様々な改善につながりました。

お客様の取り扱い製品

梱包仕様の変更を提案したお客様は、事業の一つとして、コンプレッサー用バルブの製造・販売・修理サービスを提供しています。バルブは16種類あり、それぞれサイズが異なります。製造されたバルブは段ボール箱で倉庫保管をし、届け先に出荷する際は、段ボール箱とエア緩衝材で梱包していました。

梱包改善前の課題

段ボール箱とエア緩衝材を使用した梱包は、バルブの破損に悪影響を及ぼすわけではないものの、「作業者によって作業時間に差がある」、「梱包ゴミが発生する」などの課題がありました。出荷前のバルブは無地の段ボール箱で保管しているため、どの種類のバルブか見分けがつかず、作業者が探す手間がかかっていました。

 

新たな梱包仕様のご提案

当社は、課題を解決するために、保管・輸送が可能な、繰り返し使用できるプラダンの通い箱を提案しました。一般的な使用方法であれば、長期間繰り返し使用でき、段ボールに比べて耐水性にも優れています。また、積み重ねて保管が可能です。

梱包改善後

まず、お客様から通い箱はコンパクトにしたいと要望があったので、総重量を考え最大限コンパクトに仕上げました。総重量は25㎏以下に抑え、労働安全衛生法に基づく重量物の取り扱い基準にも配慮した設計となっています。改善前は、バルブの数に対して、都度エア緩衝材を入れていましたが、通い箱は製品を入れてベルトで固定するだけなので、梱包作業工数の削減につながりました。簡単に誰でも梱包ができるため、作業の標準化に貢献し、品質が保たれます。通い箱と内装材を繰り返し使用できる材質に変更したことで、ゴミが発生しなくなり、環境負荷低減と材料コストの削減につながりました。



物流改善の鍵は梱包材にあります

梱包材を見直したことで、工数削減、廃棄物の削減、作業の標準化につながりました。当社は、お客様の根本的なニーズに寄り添い、サプライチェーン全体を見据えた環境配慮型資材の選定や、廃棄物削減・工数削減につながるトータルな梱包ソリューションをご提案しています。梱包でお困りの方は、ぜひサンリツの包装設計サービスまでお問い合わせください。

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