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保管にもう困らない―課題を解決した「ハイブリッド保管箱」とは

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保管にもう困らない―課題を解決した「ハイブリッド保管箱」とは

2m以上の製品の保管場所に困っていませんか?

「製品が長くて保管の運用に困っている」「製品のサイズが特殊で既製の保管箱が使えない」「オーダーメイドってやっぱり高い?」
そんなお悩みを抱えるお客様の声を受け、私たちは木箱と段ボールを組み合わせたハイブリッド保管箱を開発しました。

背景と問題点

お客様は、縦2000mm×横600mm×厚さ50mmの大型板金パネルを取り扱っており、保管に適した容器が見つからず、現場での保管運用に支障が出ているというご相談がありました。

これまでは専用台車に立てかけて回転運用を行っていましたが、運用形態の変更により一時保管が必要となり、保管箱の開発が急務となりました。

製品が2mあるため、保管箱が特注になる場合、費用が高くなることを懸念していました。

お客様の課題、不安
・一時保管の製品が溢れていて、保管場所を捻出したい
・製品を積み重ねて保管したい
・製品が長くて大きいため、収納できる箱がない
・特注で依頼したら、費用が高くなってしまうのではないか

開発の工夫

ご依頼があった保管箱の開発にあたり、設計条件と、材質の選定がポイントとなりました。

設計条件

・薄型製品に対応するための細かな仕切りが必要であること
・段積み保管を想定し、強度を持たせること

材質の選定

樹脂や段ボールの外装箱では、強度面・製造面での課題が大きいため、一般的には金属材か木材が選定されます。しかし金属材の場合、材料費が高価になり、容器が重くなることから外装箱に木材、内装材に段ボールを採用しました。当社の木材加工・製函の技術と、段ボールの加工・接合技術を融合し、コストと機能性を両立させたハイブリッド保管箱を開発しました。

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改善ポイントと効果



1.材料コストの削減

金属材の類似品と比較して、木材・段ボールの組み合わせは、材料費・加工費が約30%削減。1箱から専用設計可能なため、小ロットでも無駄がない。

2.容積(m³)・保管スペース削減

段ボール仕切りに「紙管+特殊接合技術」を採用。段ボール仕切りで必要な組み込み用の余白(無駄)を無くすことで、容積を小さくし、限られたスペースで保管することができる。

3.環境負荷低減・資源循環

容器に使用する材料の約50%を段ボールにし、リサイクル可能に。廃棄時にも環境負荷を抑えることができ、サステナブルな包装仕様を実現。

4.強度と軽量化の両立

段積みに耐える強度を持ちながら、段ボールを用いた内装により軽量化。

「うちに合うかも?」と思ったら、ぜひご相談を

当社の強みである木箱梱包と段ボール梱包を融合させ、付加価値の高い梱包ソリューションを実現しました。お客様の取り扱っている製品のサイズが特殊な場合でもカスタマイズが可能なため、幅広い業種や用途に対応可能です。今回は外装箱と内装材の両方を提案しましたが、どちらか一方のみのご提供も可能です。現場での保管・梱包にお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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