冷蔵倉庫と冷凍倉庫について
冷蔵倉庫とは、保管する製品の特性に合わせて10℃以下の温度で保管される倉庫のことであり、冷凍倉庫とは、冷蔵倉庫のなかでもさらに低温で保管される倉庫のことです。分類上、10℃以下の温度で保管する倉庫はすべて冷蔵倉庫と呼びますが、冷蔵と冷凍でわかりやすくするために、倉庫業法では以下の等級に分類されます。
区分 | 保管温度帯 |
C3級 | -2℃~+10℃ |
C2級 | -10℃~-2℃ |
C1級 | -20℃~-10℃ |
F1級 | -30℃~-20℃ |
F2級 | -40℃~-30℃ |
F3級 | -50℃~-40℃ |
F4級 | -50℃以下 |
保管温度が-20℃~+10℃の倉庫はC級(チルド級)、-20℃以下の倉庫はF級(フローズン級)となります。
サンリツの取り扱い製品
当社の成田第2倉庫にて、冷蔵保管と冷凍保管が必要な半導体の基盤フィルムなどを取り扱っています。
サンリツの設備
-20℃~+20℃まで製品に合わせた温度での保管が可能で、総冷蔵施設面積は225㎡(68.2坪)あります。
リーファーコンテナ
20Fコンテナ | 40Fコンテナ×2基 | |
設定温度 | +5℃ | -20℃ |
面積 | 12.4㎡(3.8坪) | 25.9㎡(7.8坪) |
保冷庫
保冷庫 | |
設定温度 | +5℃ |
面積 | 62.7㎡(19坪) |
保冷作業エリア
シートカーテン保冷作業エリア | |
設定温度 | +20℃前後 |
面積 | 108㎡(32.7坪) |
サンリツのサービス
当社では、冷蔵・冷凍倉庫内での保管以外にも、低温管理が必要な製品の保冷梱包を行っています。木箱や強化段ボールの中に発泡スチロールを入れて、製品とドライアイスやブルーアイスを同梱し、保冷効果を高めます。輸送時の製品温度を保つために、入荷時に使用していたドライアイスやブルーアイスの入れ替えをする『リアイス梱包作業』も行っています。
ドライアイス梱包
冷凍品の場合は、ドライアイスを同梱します。製品の温度が上がらないように、製品が入荷された当日に出荷されるケースが多いです。
ブルーアイス梱包
冷蔵品の場合は、ブルーアイスを同梱します。
成田第2倉庫は、保税倉庫と冷蔵・冷凍倉庫を兼ねているので、梱包・通関・保税・輸送まで窓口一本の一貫した物流サービスを提供しています。温度管理が必要な製品の梱包方法や保管方法についてお悩みの方は、ぜひ当社にご相談ください。