製品を保護する重要な役割「梱包」
製品を安心・安全に保管・輸送するには適切な梱包が必要となります。梱包とは、JIS規格のZ 0108によると「輸送を目的とした木製容器、鋼製容器、段ボール製容器などによる包装。荷造りと呼ぶこともある。」とされています。今回は様々な種類がある木製容器に着目し、木箱梱包と木枠梱包についてご説明します。
木箱梱包と木枠梱包の違い
木箱
木製の包装用箱型容器全般の総称を示しますが、その中でも木材や合板にて中身を密閉する「密閉木箱」を示すことが多いです。防水・防湿を必要とする工作機械や医療機器などの製品に対して雨・ホコリなどから製品全体を保護します。木箱は強度が優れており、輸出梱包の代表的な梱包方法とされています。
木枠
正式な言葉の定義はされていませんが、軽量物のすかし箱での梱包を示すことが多いです。国内輸送など、簡易梱包で足りるが箱型を望まれる場合に適用される表現です。製品が防水を必要とせず、局部的な保護で可能な場合や、コンテナ輸送によるドアtoドアでの輸送が可能な場合に有効とされます。また、木箱と比べて木材や合板の使用量が少ないことから、材料費が安価であることがメリットと言えます。
さらに、木箱梱包・木枠梱包は、1ケースから対応できることもメリットの1つと考えます。
サンリツの梱包サービス
当社では環境負荷低減の観点から「木箱から段ボール+木製パレットへの変更」や「木枠から段ボールへの変更」など、お客様の製品に合った梱包方法をご提案します。創業以来70年にわたり梱包事業を手掛けており、高度な梱包技術を培ってまいりました。小さなものから大きなものまで幅広い製品の梱包サービスを高品質で提供しています。梱包でお困りの方は是非当社までお問い合わせください。